アダルトチルドレンの生命力

アダルトチルドレンの克服を綴る日記です。

心臓がドキドキして、胸がチクチク痛い

心臓がドキドキする。

 

胸がチクチク痛い。

 

悲しい、切ない、苦しい…。

 

 

EMDRが終わり、帰った後の私である。

 

めちゃくちゃしんどいけど、どうしたらいいか全くわからない。

 

横になって、気持ちを落ち着ける以外になかった。

 

 

くり返しになるけど、本当にしんどくて、かろうじて正気を保っていられるような感じであった。

 

今も、それとほとんど変わらないと言えば、変わらないけれども。

 

 

今日、何度も登場したのは、家では認めてもらえず、いつも精神的に孤独であった少年の頃の私である。

 

どうすることもできなくて、ただ自分を殺しながら、時に泣き叫ぶしかなかった私である。

 

そんな状況で、かつて見た家の中の風景が思い出されたり、悲しんでいる〇〇少年(私のこと)が見えてくる。

 

自分が包丁で刺されているシーンも浮かんできた。

 

全てが悪夢でしかない。

 

 

しかし、こんな状況を生き抜いてきたのは紛れもない私であり、今しんどい思いをしているのも私である。

 

このしんどさで、私という輪郭が、より強くハッキリ見えてきたように思えなくもない。

 

 

これまでは、真面目に振り返ればしんどくなることがなんとなくわかっていた過去を、見ないようにしていた。

 

しかし、見ないようにしたことで、私という人間も自分自身で見えなくなってしまったのであろう。

 

今はその逆をしているわけで、自分自身が見えるようになった反面、しんどい気持ちが半端ないのである。

 

 

その私にあるものは、やはりトラウマと言っていいものなのだろう。

 

だけど、これを克服するとは、どういうことなのか?

 

過去にあったのは書き換えられない事実であり、それを克服するとはどういうことなのか、だんだんよくわからなくなってきた。

 

 

とにかく、しんどい。

 

だけど今は、それを誰かが何とかしてくれることを期待するのではなく、しんどさを自分のものとして実感していることが大事な気もする。

 

私以外に、というより今は私自身もだけど、誰かがどうにかできることではないのだから。

 

 

どうしても、心臓や胸に意識が向いてしまう。

 

自分自身のトラウマが、そんな状態にさせてしまうことまでは想像がつかなかった。

 

その分、アダルトチルドレンの苦しみの根の深さと、そりゃあおかしくなっちゃうよねという納得感を、強く実感するのであった。