今年は、ここ最近の数年と違い、元日に初詣に行った。
誓いは、昨年末に書いた通り。
しばらくぶりに首都圏に戻り、昨年途中まで過ごした地での冬とは180度違って天気が良かったこともあり、ちょっと遠出もした。
朝に見えた富士山は綺麗で、「今年はいい一年にしたいな。いや、なるだろう」と思ったものだった。
ちょっとした用事をこなし、初詣をして誓いを立て、帰る途中にネットで能登半島の地震と津波を知る。
それから新年気分はなくなってしまったところで、翌日は羽田空港で飛行機が燃えている衝撃的なテレビの映像。
天気も、初詣に行ったことも、社会で起きている出来事も。
何もかもすべてが、ここ何年かの正月とは違っていた。
なんだか妙な気持ちが続いているけど、幸いにして、私は地震とも飛行機事故ともほとんど無縁の環境にいた。
ただ、地震の影響はまだ続くだろう。
しばらく、大変な思いを強いられる方もいるだろう。
私にできることは限られると思うが、それでもできることはして、被災された方の一助になればいいなと思う。
ともかく、一年がスタート。
今年の私の誓いで念頭に置いていたのは、まず「私が見聞きできる、身近な世界」であり、そういう意味では地震も飛行機事故も「身近」ではなかった。
しかし、知りうる限りの情報で、そこに暮らす身近ではなかった人々のことを考えた時、やっぱり少しでも良い方向へ向かうといいなと思う。
今すぐ「笑顔」みたいなことは無理でも。
そしてそこまで考えたら、「まず身近な世界から」という、ある種謙遜する気持からの限定は、いらないだろうと思った。
世の中全体が少しでもよく、笑顔になってほしい。
堂々と、その行動原理のもとで過ごすことができればいいだろう。
身近かどうかは、きっとどうでもいいことだ。