アダルトチルドレンの生命力

アダルトチルドレンの克服を綴る日記です。

いちいち「私」というものを確認する作業

何かを買うとき、「自分がこれを選択した」。

 

そんなことが都度、頭に浮かぶようになった。

 

これまでは何をするにしても、どんな選択をするにしても、他の誰かの指示に従ってそうしているような感覚であった。

 

とても長い間。

 

それが今、時折「私」というものが顔をのぞかせる。

 

自分はこれが好きなんだ。

自分はこれをやりたいんだ。

 

そんなことが頭をよぎると、「私」というものの輪郭が見えてくる。

 

いつもではないけれど、時々。

 

とっても些細なことであり、また普通の大人にとっては当たり前であり、気にしなくてもいいものだろう。

 

だけど私には、いちいち「私」というものを確認する作業が必要なのだ。

 

そしてこれができるだけでも、とても大きな進歩であり、重大な発見。

 

これまでは、暗闇の中でどこを進んでいるのかわからない状態。

 

そこにやっと、一筋の光が見えてきた感じである。